理事長所信

公益社団法人 中津青年会議所

2020年度 理事長所信

第67代理事長   高橋 栄太郎

~はじめに~

 

1945年に先の大戦が終戦しました。そして1949年 まだ敗戦の痛手が残る中、まだ自分たちの衣食住も保証されてないそんな中「新日本の再建は我々青年の責務である」という気概のもと、私たち青年会議所(JC)の火は、東京で静かに燃え上がりました。程なくして、1953年に中津青年会議所は全国47番目のLOMとして7名の先輩が発起人となり創立しました。そして、今日に至るまで、先人達は66年の長きに渡り「なかつ」の明るい豊かな社会の実現に向け、弛まぬ努力で時代に即した運動を展開されてきました。

現在、中津市では人口減少・少子高齢化・大規模災害に対応するインフラ整備等々沢山の問題があります。その問題に即した事業を構築し、市民を巻き込み、又、行政と協働し、中津市の明るい豊かな社会の実現に向けて取り組む事が必要です。

 

私が、中津青年会議所に入会したのは2006年でした。

ある先輩がこんなことを言っていました。

「入会した時の動機と入会後の目的が違う唯一の団体がJCだ!」と。

私もまちづくりがしたい、自分を成長させたいと意識高く入会した訳ではありません。しかし、入会して14年、中津市の明るい豊かな社会の実現という全メンバー共通の目標を掲げ事業を展開する中で、このまちのことを本気で考え、利他の精神を重んじる先輩方の頼もしい背中を見て多くを学び、自分自身、この中津市をもっと活気あるまちにしたいと本気で考えるようになりました。価値観を根底から変えられたのです。

そういった意味で私は、すごく中津JCの活動を通じ成長させてもらえたと思います。そんな私が、このまちと中津JCへ恩返しが出来るとするならば、与えられた役職で活動し、私がそうだったように同じ目標に向かう中で、人を育てる事だと思いました。この中津市の未来を切り拓けれるような人財を育てる事で、地域の未来もきっと明るくなると考えました。中津JCが一丸となり楽しい気持ちを持ちながら、事業を展開します。

「活気あるまちは、そこに住む若者達も元気である。」耳に残る言葉です。

今こそ私たち若者が、若者である今だからこそ出来る発想で行動し、新たな時代へ挑戦してまいります。

 

 

【魅力ある例会運営】

私自身、総務委員長を拝命した経験があります。年間を通してやる事が決まっている総務委員会にやりがいはあるのかと当初、困惑していた記憶があります。しかし、そのような想いはすぐに消え去り1年の終わり頃には中津青年会議所の総務委員長であることを誇りにさえ思えるようになっていました。そのような経験を通し、他LOMからも評判の高い、品格と威厳のある中津JCの例会運営。さらに、どのようにすれば月に一度の例会にメンバーが参画してくれるのか、また、どのようにメンバーに有益な情報を共有する事ができるのかを考え、工夫し、有意義な時間を共有できる運営を行ってまいります。

 

【まちを想い行動できる市民意識の醸成】

中津市が掲げている第五次総合計画にある「暮らし満足」を向上・発展させていくための基盤づくりの強化とあり、その中の未来づくりにおいて「市民一人ひとりの参画が必要」とあります。

まちづくりと考えると気構えしてしまいますが、まちの事を思い、落ちている空き缶一つ拾う事も立派なまちづくり活動です。自分の家にゴミがあれば拾うように、まち=家と考えればゴミを拾えます。それぞれができる事から始める、「市民意識の醸成」が必要と考えます。これからの中津市を担う子供達が住み暮らす「なかつ」が希望の持てるまちになれるような事業を構築してまいります。

 

【自己解決できる逞しい人財の育成と郷土愛の醸成】

中津市は、合計特殊出生率が1.95と高く、子供は増えていますが、人口は緩やかに減少しています。それは、就職や進学で中津市を出て帰って来ない若者が多いからです。喫緊の課題で、中津市への郷土愛を醸成し、卒業後や将来的に中津市に帰ってくる人を増やして行かなければなりません。そして、社会の中で子供達は皆、時間は平等ではありますが、環境は平等ではありません。自己解決できる頼もしい人財の育成をする必要があります。

そのためには、子供達が自ら問題提議し、手法を考え、解決できる「生き抜く力」を醸成出来る事業を構築します。そして、どうすれば中津市が魅力あるまちになれるかを考えてもらう中で、中津市への郷土愛も醸成していきます。いつか「生き抜く力」と郷土愛を醸成した子供達が将来、中津市に戻ってきて、中津市のリーダーになる事でまちの未来が明るくなると考えます。

 

【国際交流の機会の提供と永続的な友情】

今からおよそ30年前、私が子供の頃には中津市では居住外国人を見かける事はあまりありませんでしたが、現在は国の政策により労働人口不足の問題解決の為に外国人労働者の受け入れを積極的に行っています。また、中津市にも1,000人を超える外国人が住み、見かけない日がないほどに身近な存在となっています。そんな外国人と比べ日本人はコミュニケーション能力が乏しいと言われています。来る国際化の波に対応できるように学べる機会を創出します。また、47年目になる晋州JCとの交流は、今後も永続的なものとなるように、メンバー一人ひとりが親友となり、国や文化は違え、同じ志を持つ者同士、永遠の友情を続けていけるような交流事業が必要です。

 

【同志拡大とLOMの基盤強化】

全国的に青年会議所のメンバー数は減少傾向にあります。社会環境の変化のせいだという声もありますが、それに甘んじて会員拡大活動をしなければ数年後にはメンバーは0人になっているかもしれません。一人でも多くの地域の事を想えるメンバーの拡大が必要なのです。そして、会員メンバーが中津青年会議所に愛情をもってもらえるような組織基盤の強化を工夫します。今こそ古き良き時代の繋がりが必要なのです。また、時代と共にJCの在り方も変えて行かなければいけません。諸先輩方から受け継ぎし古き良き繋がりと、新たな組織への変革が必要です。さらに、会員全員がリーダーを目指してもらえるような、次世代のリーダーの育成を強化してまいります。

 

【結びに】

私が中津青年会議所との初めての接点は、入会するずっと前、当時6歳だった32年前でした。中津青年会議所創立35周年記念事業で行った、21世紀に20歳になる子どもを対象とした「21世紀の使者 手形モニュメント」でした。今も中央公園には手形のモニュメントがあり、私自身の息子を公園に連れていき、当時6歳だった私の手形と息子の手を合わせて喜んでいます。現在、息子は6歳となりその時の私と同じ年齢になっています。当時の事を思い出すと、とても感慨深く、私もこの歴史の長さに気持ちが引き締まります。まちづくりの前に自分づくりから行い、己を律し、その背中を見た子供から尊敬されるような父親になります。子供達が住み暮らすこの中津市が活気溢れ、希望に満ち、明るく豊かなまちになるよう邁進してまいります。

 

 

【基本理念】

情熱

~未来へ掛ける襷~

 

【基本方針】

1、魅力ある例会運営

2、まちを想い行動できる市民意識の醸成

3、自己解決できる逞しい人財の育成と郷土愛の醸成

4、国際交流の機会の提供と永続的な友情

5、同志拡大とLOMの基盤強化